中世と現代が同居する都市、古今東西の文化の融合、恵まれた自然環境、そして美食。 さまざまな表情を持つルクセンブルク大公国は、ヨーロッパの粋が一粒の宝石を成したような、豊かで美しい国です。
ルクセンブルク大公国は、フランス、ドイツ、ベルギーに囲まれたヨーロッパの中央に位置する世界唯一の大公国家です。東京都の1.2倍ほどの国土しか持たない小国ながら、経済的には非常に裕福で国民ひとりあたりのGDPは21世紀以降世界首位を維持しています。
ヨーロッパの要衝に位置しているため数多の国から支配を受けた歴史がありますが、その度に各国からもたらされた文化を採り入れ、ヨーロッパの粋を結集した多彩な食文化を花開かせました。
そこに高度な生活水準、豊富な食材を得られる環境があいまって、近年ではフランス、ベルギーと合わせて美食三国のひとつにも数えられています。
旧市街とは対照的に、新市街は最先端都市としての表情を見せます。特に現代芸術に関する施設の充実ぶりは他に類を見ないほどであり、様々なアートイベントも催されています。中世の風景とモダンな建築が同居している点も、ルクセンブルク市の魅力のひとつです。
ルクセンブルク大公国南東、ドイツ国境沿いを流れるモーゼル川流域は良質なぶどう畑の広がるワインの名産地。南北42kmにわたって多くの醸造所が点在するこのルクセンブルクワインの一大生産地域は「ワイン街道」と呼ばれています。
やわらかでバランスのとれたフルボディから軽やかで優雅な味わいまで、リースリンクやピノ・グリ、オーセロワなどの品種から生み出されるワインはヨーロッパ各国からも高く評価されています。ルクセンブルク産のワインに多く見られる辛口の白はきりっと引き締まった爽やかな味わいで、チョコレートとも抜群の相性です。
- ＜ルクセンブルクワイン 2011年度の主な受賞履歴＞
- ◆ヴィナリ・インターナショナル2011で金賞受賞
- ◆ムンドゥス・ヴィーニ2011で金賞受賞
- ◆ベルリーナー・ヴァイン・トロフィー2011で金賞受賞